別海の圧雪滑走路と知床岬の流氷~♪(2日目)
2月28日(土)別海2日目
RJCN 280000Z 32006KT 290V360 9999 FEW025 M02/M11 Q1019
RJCN 280300Z 34011KT 310V020 9999 VCSH FEW025 M02/M11 Q1020
RJCN 280900Z 12003KT 9999 -SHSN FEW020 BKN030 BKN050 M05/M11 Q1022
天気予報では「曇り」とか「雪」とかだったけど、今日も朝から青空が見えます。
朝食後はペンション前の坂道でソリで遊びました。(A平さんとK本さんが・・・) 昨日、滑って転んで脚を捻挫した某タブパパとフライト前に怪我をしたくない私は見学です(笑) このソリはなかなか難しそうで2人ともコースアウトして転覆していました(爆) 着陸時にはちゃんと「軸線」を合わせましょう!
ペンションから別海フライトパークまでは車で30分弱で到着します。今日のフライトは第一陣がタブパパ+K本さん、第二陣が私とA平さんです。もちろん、流氷観測(観光)が主目的なので天候が許せば知床岬沖まで行きたいところです。しかしながら、別海フライトパーク上空は良く晴れていますが知床方面には白い雲が出てきています。分布予報を見ると知床半島の陸地だけは曇りで両側の海上は晴れのようです。風は北西風で知床半島のオホーツク海側は降雪があるかも知れません。北海道の冬は初めてなので深追いは禁物です。
私とA平さんは昨日、「明日は予報が悪いから今日のうちに流氷みちゃおう!」って事で目的は達成していたので、今日のチャンスは彼らの番です。 佐藤場長の指示の下、格納庫からJA2417をエプロンに出します。河原育ちで格納庫なんてまったく縁の無い我々は「格納オペレーション」に興味シンシンです・・・(笑) 飛行前点検、暖機運転の後、JA2417はタブパパ(PIC)+K本さんコンビで知床岬を目指して離陸して行きました。帰りに今回の宿の「うさの森」を空撮してくる予定です。予定所要時間は2時間30分です。
さて、第一陣が無事に出発したので第二陣はする事があまりありません。第一陣が戻ってくまでに昼飯に行ってきます。別海フライトパークでの昼飯は大利根同様にコンビニで弁当を買ってくるか、近くの食堂まで自動車に乗って食べに行くか、近くの空港まで飛んで行って空港のレストランで食べるかです(笑) 今回は自動車で近くの西春別まで食べに行くことにしました。
車の中でJA2417が防空レーダーを交信しているのを受信機で聞きます。どうやら無事に知床岬まで飛んで行けたようです。そうなると第二陣も気合が入ってきます。食事を終えて別海フライトパークに戻るとJA2417は摩周湖付近を飛んでいるみたいです。きっと「うさの森」空撮ミッションに向かう途中でしょう。A平さんにフライトプランを書いてもらって、カメラやGPSの準備を滞りなく行います。

着陸時にはきちんと軸線をあわせましょう(笑)
事務所で準備をしているうちにJA2417が戻ってきた。第一陣の勇姿を撮影するために外出て撮影場所に陣取る。雪が反射板になって機体下面にも光が回って綺麗に撮影できた。JA2417は無事に着陸してエプロンに戻ると、A平さんにはフライトプランのクローズとファイルを携帯電話で釧路空港の情報官に入れてもらい。第一陣の2人と協力して燃料給油と機体の点検をすます。今日の日没時刻は5時過ぎなのでMあまり余裕が無い。第一陣からの情報で知床半島の陸地部分は雲が多いものの避けながらオホーツク側に行けること。知床岬は良く晴れている事。流氷はバッチリ接岸している事など・・・・
ちょっと背風だけど、RWY32で離陸をする事にした。滑走路に入り離陸滑走を開始する。昨日と違って強烈な横風では無いのでのたうちまわらずにすむ(笑)。しかし、圧雪滑走路ってのはブレーキが効かないくらいだから滑走時の抵抗も少ないだろうと思ったのは誤りだった。背風ぎみなのでかなり滑走しても対気速度はあがらず、ちょっと緊張した。
車輪が浮いたら速度が付くまで辛抱して障害物を越えるまでVxで上昇。障害物を越えたらVyにする。安全高度に達したら右に進路を変えて海別岳を目指そう・・・・
別海フライトサービスにトラフィックパターンを離脱する旨を連絡。続いて中標津RDOに通信設定をしてから離陸時間を告げてフライトプランをオープンしてもらう。別海フライトパークは中標津空港の南西10NMにあり、知床方面に行くには中標津空港の進入経路を横切る事になる為、滑走路の延長上を過ぎるまで中標津RDOをモニターする。滑走路の延長上を横切った事を告げRDOから離れる。
知床連山の上空の雲は第一陣が飛んだ時より発達していて、雲上を飛ぶ事は無理そう・・・その代わり羅臼方面には雲が無いので羅臼経由で行ってみる事にした。 結局、羅臼から知床横断道路に沿って雲上をウトロ側に抜けました。雲上と言っても十分な高度まで上昇出来たので比較的楽でした。ウトロ側は確かに陸地は雲底が3,500ftくらいでベッタリですが少し海上まで出ると晴れています。流氷はビッシリと接岸していて、海なのか陸なのか判らない程です。ここから知床半島まで注意深く飛んで行きますが山の風上側なので結構楽しく飛べます。知床五胡もカムイワッカの滝もこの時期は人の気配が全く感じられません。海岸沿いを知床岬までくると日が差し込んでいます。防空レーダーに岬からさらに3NM程沖に進出する事を伝え、上昇しながら陸地から離れると流氷は知床岬を回りこみ根室海峡側まで流れています。更に、東の方向は流氷が幾く筋かの線になっていてとってもきれいです。ここまで苦労して飛んできた甲斐がありました。
今日も日没時間が気になるのでゆっくりはしていられません。何旋転かして知床半島の尾根にそって摩周湖方面を目指します。知床半島は雲にべったり覆われていますが、雲の上にでるとフェーンギャップから風下側の羅臼が良く見えています。ウェーブ・システムが手に取るようにわかります。北西の風がなかなか強く対地速度が出ません。昨日、空撮した斜里岳から摩周湖をダイレクトに攻めます。摩周湖付近までは良い天気できたが弟子屈の町から西側がなんだか黒くぼやけています???
さっきまで、よく見えていた雄阿寒岳は雲に隠れています。うさの森まであと2分だからちょっと寄っていくか・・・ってのが後悔する事になります。
うさの森上空まで来て空撮をしようと旋回を始めると西側から「スノーカーテン」が押し寄せてくるのが視認できました。空撮をして直ちに別海フライトパークに向かいますが、既にスノーカーテンはすぐそこまで迫っています。
もちろん、管制区管制圏外でのVMCを維持しています・・・別海フライトパークまでは15分位で帰れるはずですが、念の為に別海フライトサービスに無線で状況を確認すると、ベタ曇りで雪雲が近づいてきているとの事です。まごまごしているとIMCになってしまう!!
しかし、問題はそれだけではありませんでした。「ベタ曇りの圧雪滑走路」は高度感覚がまったく失ってしまうんです。フライトサービスの指示にしたがってRWYを一度オーバーフィールドして見え方を頭に叩き込んでおきます。
タブとK本さんが滑走路の脇で写真を撮っているのが良い目印になります。
ターニングファイナルでRWY14の軸線にのります。なるほど高度感覚が無いなぁ~(泣)
スレッショルドまでは特に意識しないで進入操作をしますが、フレアーが大問題です。
「う~みゅ、高度感覚がまるで判らん・・・・」 遠くを見て、水平線を良く見ます・・・
まるで水上機で着水するように・・・(水上機の着水なんてやった事ないけど)
んで、着陸は自分でも良い出来と思える程でした(笑)
今日のフライトは2時間15分・・・充実したフライトでした。
明日も天気が良さそうです。
どこ、飛ぼうかな!
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